そもそも線維芽細胞とは?

皮膚の真皮層

皮膚の真皮層に存在していて、美しい肌を作り出すコラーゲン・エラスチンなどの成分、潤いを維持するために欠かせないヒアルロン酸など、これらの成分の生成を担っているのが線維芽細胞です。

 

一般的にヒアルロン酸やコラーゲンは年齢とともに減少してしまう物質で、シワやたるみの原因になると考えられていますが、物質そのものが減るだけでなく線維芽細胞といった特殊な細胞が減ることで必要な物質も減ってしまい、その結果肌状態が悪くなってしまうたるみやシワなどの症状が引きおこるといわれています。

 

また、線維芽細胞は古くなった物質を分解して肌の新陳代謝にも大きく関わっているので減少するとさまざまな肌トラブルや老化現象を引き起こすことが分かるのではないでしょうか。

 

針を刺さない糸リフトは、この細胞を活性化させることができる美容施術の一つですが、線維芽細胞が減る原因にはどのようなことがあるのか知っておくべきです。なお、この細胞が減る最大の要因は加齢によるものですから、歳を取ることで減少してしまうことになります。

 

それと、この細胞は真皮幹細胞が変化して生じることから、真皮幹細胞の数が減れば連鎖するように減ることになるわけです。

線維芽細胞の減少と肌の変化との関係

幹細胞や線維芽細胞は歳を取ることで減少してしまうといいますが、これは細胞が生成するコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの量も減るので、保湿力の低下や肌の弾力などにより、シワやたるみなど一般的に老化現象と呼ばれている状態になりやすくなります。

 

美容皮膚科の施術メニュー

ちなみに、コラーゲンなどは健康食品を摂取することで増やせる可能性があるといいますが、物質を生成する線維芽細胞については食事や健康食品などで増やすことは難しいといいます。

 

美容皮膚科の施術メニューには針を刺さない糸リフトの「ザセラ」と呼ぶメニューを用意しているクリニックがあります。リフトは皮膚を持ち上げるもので、一般的には医療用の糸を使います。この場合、針で糸を通すことになりますので、麻酔などが必要です。その点「ザセラ」の場合は、針を使うことなくリフト効果を期待できる、安全・快適・効果的なスキンケア治療として注目を集めているようです。

 

この美容治療は、自然由来の材料を使ったナノサイズの溶解糸を用いる方法で肌のたるみを改善して弾力をアップさせる効果を期待できるなど、線維芽細胞は美容医療で増やすことができる、このような時代へと突入しました。

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